ドラヴィダ人 Dravida (サンスクリット語)
…「堕落したクシャトリヤ(「権力をもつ者」)」。
cf. アーリヤ人による先住民への蔑称。サンスクリット語でクシャトリヤ kshatriya は
「権力をもつ者」の意。
クシャトラが「権力」の意味で、そのルーツはアケメネス朝ペルシアのサトラップ
(クシャトラパヴァン)「州の知事」。
タミル語など、南インドで話される言語を使用する民族のこと。他言語と類縁関係
がないことから、ドラヴィダ語系として一つの語族とみなされている。
身体的特徴については、アーリヤ人の聖典『リグ=ヴェーダ』に「皮膚が黒く、鼻
が低い先住民」という記述がある。